オーストラリアワーホリで最初に直面する大きな課題が、「住む場所」と「働く場所」の確保です。
「英語に自信がないけど大丈夫?」「仕事ってすぐ見つかる?」「どうやって探すのが正解?」
初めてのワーホリでは、仕事探しに関する情報が断片的で不安になりがちです。
私自身も、英語の履歴書の書き方や面接、現地の仕事探しに戸惑ったことがありました。
この記事では、オーストラリアでの仕事探しのリアルを、初心者でも実践できるステップで解説します。
- ワーホリで人気の仕事にはどんな種類がある?
- 求人サイトはどこを使えば効率的?
- 英語が苦手でも働ける方法はある?
- 英文履歴書や面接はどう準備すればいい?
実際の体験談も交えながら、「初めてでも大丈夫」と思えるような内容をお届けします。
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オーストラリアワーホリ仕事探しガイド|ワーホリ向け求人の探し方とコツ
オーストラリアのワーキングホリデーでは、英語力や職歴、地域によって働ける仕事の幅が大きく変わります。
「どんな仕事があるの?」「求人ってどこで探す?」「英語が不安でも働ける?」
と悩む方も多いのではないでしょうか。
実際、私自身も現地で右も左もわからず、履歴書の書き方から仕事の探し方まで手探り状態でした。
この記事では、オーストラリアワーホリで仕事を見つけるためのステップを、初心者向けにわかりやすく解説します。
4つの流れをもとに、求人の探し方から面接対策まで、実践的にまとめました。
オーストラリアワーホリで人気の仕事とは?|主な職種と特徴まとめ
オーストラリアワーホリで働ける仕事は多種多様ですが、ビザの制限や英語力、経験によって選択肢が変わります。まずは自分の条件に合った職種を見つけることが成功への第一歩です。
ホスピタリティ
最も求人数が多いのがホテル、レストランやカフェ、バーなどのホスピタリティ業界です。
英語環境で働きながら語学力を向上させたい方には特におすすめです。
求人数が多く、英語環境での勤務やチップ収入の可能性もあります。
一方で、立ち仕事で体力が必要な仕事であり、週末や祝日の勤務が多く、繁忙期には長時間労働になることも。
農業・ファーム
日本ではなかなか体験できないのが、ファームの仕事です。自然豊かな環境で働きながら、オーストラリアの地方生活を体験できます。季節によって求人内容が異なるため、様々な農業を体験できるのも魅力です。
ただし、ファーム仕事の場所は中心地から離れているため、住居の確保や、車が必要な場合もあります。
また、天候に左右されやすく、給与が不安定なことも懸念されます。
清掃
英語力に不安がある方でも始めやすいのが清掃系の仕事です。コミュニケーションよりも作業能力が重視される
ため、語学力に自信がなくても働きやすい環境です。
単独作業が多く英語でのコミュニケーションが最小限で済むため、英語初心者でも安心して働けます。
一方で、「⚪︎分以内に1部屋」など時間で厳しく管理されている現場も多く、未経験者にとってはプレッシャーに
なることもあります。
日系企業
英語に不安がある方の最初のステップとして、日系企業での勤務も選択肢の一つです。
日本食レストランや、お土産屋さんがあり、スタッフに日本人が多く、コミュニケーションが比較的スムーズです。
しかし、英語力向上の機会は少なく、時給も他の職種より低めに設定されることが多いです。
自分の現状、日本での経験と、オーストラリアでどんなことをやりたいかを考えながら検討しましょう。
ワーホリ仕事探しに使える求人サイトまとめ|おすすめ&比較
効率的な仕事探しには、適切な求人サイトの活用が不可欠です。
日本語サイトと英語サイトの特徴を理解し、上手に活用することで、より多くの求人情報にアクセスできます。
日豪プレス
- 特徴:オーストラリア在住日本人向けの情報サイト、日本語での求人情報が豊富
- 募集職種:日本食レストラン・カフェ、旅行会社、通訳・翻訳業務、日本語教師など
JAMS.TV
- 特徴:求人だけでなく生活情報も網羅した総合サイト。地域別の検索機能が充実している。
- 募集職種:日本食レストラン、美容関係(日系サロン)、小売業(日系ショップ)語学学校など
Seek
- 特徴:オーストラリア最大の求人サイトで、求人数が圧倒的に多く、企業情報も詳細に掲載
- 募集職種:ホスピタリティ(レストラン・ホテル)、小売業、事務職・オフィスワーク、介護など
Gumtree
- 特徴:カジュアルな求人が多く、即日開始可能な仕事も見つかりやすい。
- 募集職種:清掃業、ハウスキーピング、デリバリー、イベントスタッフ、短期・単発の労働系など
- 特徴:他の求人サイトより、リアルタイムでの情報が更新される場合が多い。
- 募集職種:カフェ・レストラン・バー、小売店、美容関係(サロン)、フィットネスなど
仕事が見つからないときの対処法|英語力・経験が不安な人向け
仕事が見つからないことに落ち込み、気が沈むこともあると思います。
そんな時は焦らずに、段階的なアプローチで確実にステップアップしていくことが大切です。
英語力や経験がなくても、工夫次第で就職の可能性を高めることができます。
ここでは仕事を見つからないときの対処法を5つの項目に分けて解説します。
1. 自分の条件・スキルを整理する
まずは、今の自分がどんな能力を持っていて、どんな仕事に就きたいかを見直すことが大切です。
英語力(会話レベル)、職歴、勤務可能な曜日や時間帯、ビザの残り期間などを整理しておきましょう。
これを把握することで、自分に合った仕事の見極めがしやすくなります。
2. 応募方法を見直す
ただ大量に応募するだけでは、なかなか採用にはつながりません。
応募先の職種や雰囲気に合わせて、レジュメ(履歴書)の内容を少し調整するのがポイントです。
例えば、団体行動が求められる職場には「チームでの業務経験」、逆に個人プレーが重視される職場には
「一人で成果を上げた経験」を記載するなどの工夫が有効です。
また、簡単な自己紹介文やカバーレターを添えることで、人柄や意欲が伝わり、採用率もアップします。
そして、友人から紹介してもらえると、高い確率で採用されます。
学校やシェアメイトの働く職場で募集していないか聞いてみると良いでしょう。
3. オンラインだけでなく、直接行動する
求人サイトだけでなく、実際にお店や施設に足を運び、レジュメを手渡しすることも非常に効果的です。
特にローカルのカフェなど、直接の応募がその場で面接やトライアルにつながるケースも少なくありません。
求人サイト経由よりも採用スピードが早く、短時間で結果が出やすいメリットもあります。
実際に私も、直接レジュメを持って行ったカフェでその場で面接、トライアル、採用までの経験があります。
トライアル:採用前に、実際の職場で短時間だけ働く“お試し勤務”のこと。
働きぶりや職場との相性を見たうえで、正式採用が判断されます。
働く側も、働いてみて違うと感じれば、断ることも可能です。
「スタッフ募集」の貼り紙がなくても、気になるお店には勇気を出して声をかけてみる価値ありです。
4. 探すエリアや時間帯を広げてみる
シティ中心部は人気が集中し、競争も激しいため、少し郊外や住宅エリアも視野に入れるのがおすすめです。
意外と穴場的な求人や、ローカルの温かい職場に出会えることもあります。
また、朝食カフェ、夜勤の清掃、週末のみの仕事など、時間帯や勤務形態をずらすだけでチャンスが広がることも。
条件にこだわりすぎず、柔軟に考えてみることで新しい可能性が見つかるかもしれません。
5. 焦らず継続&スキルアップを
不採用が続くと落ち込むこともあるかもしれませんが、採用には「タイミング」「相性」が大きく関わります。
繁忙期や閑散期の影響もあり、今はたまたま運が悪いだけ、ということも多いです。
その間に、英語での接客フレーズや面接用の言い回しを練習しておくと、次のチャンスに備えることができます。
行動しながら少しずつスキルアップしていけば、必ず自分に合う職場が見つかります。
焦らず、自分のペースで前に進んでいきましょう。
英文履歴書(レジュメ)の書き方と面接対策|受かるためのコツとは?
英文履歴書の作成と面接対策は、オーストラリアでの就職活動において最も重要なスキルです。
現地の習慣や期待に合わせた準備をすることで、採用確率を大幅に向上させることができます。
レジュメ作成で“必ず書くべき”5つの項目
- Personal Details(名前・連絡先・ビザ情報)
→ 電話番号はオーストラリアの番号を記載、ビザの種類と有効期限も明記。 - Availability(勤務可能日・時間)
→「週◯日・朝〜夕方」「土日もOK」など、柔軟性があると好印象。 - Work Experience(職歴)
→ 職歴が少なくても、仕事内容と使ったスキルを簡潔に書くと伝わりやすい。 - Skills(スキル)
→ コミュニケーション力、チームでの作業が得意など、応募先の職種に合った内容を選んで記載。 - References(推薦者)
→ 現地での職歴がない場合は、「Available upon request」でOK。紹介者がいれば記載。
「オーストラリア レジュメ」と検索するとテンプレートが出てきますのでそちらを使用するのが良いでしょう。
書き方のポイントとして、動詞で始まる箇条書きを使用します。職歴に関しては抽象的ではなく、具体的に
数字がある(「○人分の料理を一人で担当」「1日20部屋の清掃」)とより効果的です。
内容は長すぎず、1ページにおさめるのが基本。レイアウトはシンプルに見やすさを重視しましょう。
面接で大切なポイント
- 明るく愛想よく!第一印象が命
→面接は英語力よりも人柄重視。まずは笑顔で「Hi! How are you?」から始めましょう。 - 堂々と話す。わからないときは笑顔で聞き返す
→ 聞き取れなかったときは遠慮せず “Sorry, could you say that again?” と素直に確認してOK。 - よく聞かれる質問に準備しておく
- Why do you want to work here? (なぜここで働きたい?)
- What is your availability? (いつ働ける?)
- Do you have any experience in this field?(経験ある?)
→ 簡単でも、自信を持って答える練習をしておくと安心。 - トライアルがある可能性を想定しておく
→ 面接後にそのまま短時間のトライアルに案内されるケースもあります。黒パンツ・滑りにくい靴など、動きやすく清潔な服装で行くのがおすすめです。
面接では、技術よりも人間性や働く意欲が重視されることが多いです。
成功のポイントは、常に笑顔を心がけ、積極的な態度を示すことです。
アイコンタクトを保ち、仕事中に時間を割いてくれた面接官に対する感謝の気持ちを伝えることが大切です。
“Thank you for your time.” のひと言があるだけでも好印象!
▶︎最後に筆者から
仕事探しでは「量より質」が大切です。
私の場合、ただ闇雲に応募するのではなく、「ここで働きたい」と思える職場をしっかり見極めることを意識していました。
まずは街を歩いて、お店の雰囲気や求人の有無をチェック。
気になるお店やホテルをいくつかピックアップし、HP・求人サイト・Instagram・Google Mapの口コミまで確認して、「自分がここで楽しく働けそうか」を見極めてから応募しました。
その後、サイトから応募するだけでなく、同じ週にレジュメを持って直接訪問。
レストランならランチやディナーのピーク時間を避け、ホテルならチェックイン・アウト時間を避けるなど、訪問時間も工夫しました。
面接では、準備した英語フレーズを焦らず・自分のペースで伝えるのがポイント。多少ゆっくりでも、堂々と話せば相手も自然と合わせてくれます。
トライアルは職場との相性を確認する場でもあります。わからないことは遠慮なく聞き、自分から動く姿勢を見せることが大切です。受け身でいると「やる気がない」と思われてしまうかもしれません。
すべてに共通して必要なのは「自信」です。
うまくいかなくても、ただ合わなかったんだなと思い、笑顔と前向きな姿勢を忘れずに、堂々とチャレンジしてみてください!
仕事が決まったら、次は安心して暮らせる家探し!
家の探し方・家賃相場・おすすめサイト・トラブル回避のコツなどは、
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